土石流から2年3か月で黙とう 被災者からは一刻も早い復興を求める声 静岡・熱海市伊豆山

静岡・熱海市の土石流災害から、10月3日で2年3か月。警戒区域が解除されて1か月が経つ中、被災者からは、一刻も早い復興を求める声があがっています。

2021年7月、熱海市伊豆山を襲った土石流では、災害関連死を含め28人が亡くなりました。発生から2年3か月が経った3日、被災地では、土石流発生の通報があった午前10時半ごろにあわせ黙とうを捧げて、犠牲者を悼む姿が見られました。

(太田 かおりさん)

「亡くなられた方が今の伊豆山を見てどう思うのか」「これだけ復興が進んでいないのはわかっているのに、行政はそこを見てくれない、現実を見てほしい」

9月1日に警戒区域が解除されてから1か月。帰還が可能となった40世帯のうち、9月末までに帰還したのは6世帯12人にとどまっています。

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