幻のリンゴ「高野りんご」をスイーツに おすすめはロールケーキ クリームには すりおろしりんご

広島県庄原市高野町の特産品を知ってもらおうと、リンゴを使ったスイーツブッフェが、21日から広島市のホテルで始まります。

庄原市高野町の特産「高野りんご」は、生産量が少なく、地元以外で買う機会も限られていることから、「幻のりんご」とも言われています。

高野町は、地域の特産の認知度向上と消費拡大をねらって、JR西日本グループと連携し、バスで乗客と野菜や果物といった貨物を輸送する貨客混載を4年ぶりに再開しました。その取り組みで誕生したのが、高野りんごのスイーツです。

道の駅たかの事業部マネージャー 岡村淳 さん
「高野りんご・高野町・庄原市を知らない方に興味を持っていただいて、おいしかった次は高野町・庄原に行ってみようというきっかけ作りになれば」

ホテルグランヴィア広島で21日から開催されるスイーツブッフェでは、「高野りんご」を使ったメニューが取りそろえられています。使われるリンゴの品種は「紅玉」と「紅将軍」。

ホテルグランヴィア広島パティシエ 山下純司 シェフ
― おすすめのスイーツは?
「ロールケーキです。砂糖で香ばしく焼き上げたリンゴを使っています。このリンゴが「紅玉」。酸味の強いリンゴとなっています。クリームにはすりおろした「紅将軍」。甘みの強いリンゴを使用しております」

収穫の時期に合わせて旬な品種を選ぶそうです。

宮本学知 記者
「こちらはシェフがおすすめしていた高野りんごを使用したロールケーキです。リンゴの果肉から酸味が感じられ、クリームにもリンゴの甘さが際立ちます」

「スイーツブッフェ 高野りんごと秋の果実」は、21日から11月26日までの土・日・祝日に開催されます。

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