氷見と飛騨が食で交流 12月、両市ファンクラブ 寒ブリ、飛騨牛、地酒…自慢の味囲み初企画

ブリの解体ショーを行ったファンクラブ交流会=2020年11月、氷見市のひみ番屋街

  ●ふるさとの誇り魅力アピール 

 氷見きときとファンクラブと、飛騨市ファンクラブ(岐阜県)は12月、氷見市で初の交流会を開く。「ひみ寒ぶり」「飛騨牛」など、両市ともに全国的に名高い食のブランドを誇ることから企画。会員に両市の海と山の幸、地酒などを味わって互いのファンになってもらい、魅力発信へ向け、相乗効果を生み出したい考えだ。

 氷見きときとファンクラブは2020年、関係人口の拡大を目的に発足。以来、関西、関東などに出向いて会員との交流会を開いてきたが、他の自治体のファンクラブと共同での開催は初めてとなる。

 両市は10月に米国サンフランシスコ市で開かれた物産展「クラフトバレーフェア」に出店。参加自治体の首長同士での打ち合わせの際、都竹淳也飛騨市長から「ファンクラブ同士で何か交流してはどうか」と、林正之氷見市長に提案があり、実現の運びとなった。

 今回の交流会は氷見で開き、旬の寒ブリや飛騨牛、地酒などを振る舞う。ブリの解体ショーを行うほか、両市に関するクイズなどを通して、会員同士の交流深化にもつなげる。

 氷見市商工振興課の担当者は「会員には両市のファンになってほしい。飛騨に出向いての交流会も検討したい」と話した。

 交流会は12月16日、氷見市のひみ番屋街内のレストラン「番屋亭」で行い、会員対象。問い合わせは市商工振興課=0766(74)8089=まで。

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