【GXビジネス】食品関連企業の多様な挑戦④ 高まるペット用ニーズに応える【大分県】 木村山羊牧場(大分市)

1番人気の「やぎアイス」(右)と、独特な風味で愛好家を魅了するチーズ

 ヤギのミルクを使ったアイスクリームやチーズなどの製造、販売を手がける木村山羊(やぎ)牧場(大分市佐野)。ニーズの高まりを受けてペット用の食品も製造している。家族の一員である飼い犬や猫の健康を大切にする全国からの要望に応えている。

 大分市中心街から東に約20キロほど離れた場所に、3000平方メートルほどの広さの牧場がある。オスや子どもなどを含めて60頭ほどのヤギを飼っている。搾乳するヤギは全て血統書付き。毎年、長野や群馬両県の市場で買い付ける。ヤギは3~5月に出産しその後、搾乳できるのが10月末頃まで。およそ7カ月間が繁忙期となり、木村山羊牧場では年間でおよそ1万リットルをめどにミルクを生産している。

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