別府市産カボスをまるごと使ったビール さっぱりとした仕上がり「湯上がりの一杯に」【大分県】

湯上がりの一杯を楽しんでと呼びかける神谷凜太郎醸造長=別府市駅前町のBEPPU BREWERY
別府市産のカボスを使ったビール

 【別府】別府市駅前町のクラフトビール専門店「BEPPU BREWERY(別府 ブルワリー)」は地元産のカボスをまるごと使ったビールを販売している。香りが強く酸味があり、フルーティーな味わいが特長。アルコール度数は4%と抑えめで、ビールが苦手な女性にも好評という。

 今秋に市内で収穫した初摘みのカボスを使用した。店内の醸造所で発酵させたビールに数日間、カボスの皮をつけ込んでから取り出し、果汁を足して仕上げた。これまでは果汁のみを使っていたが、皮を使ったことで香り、酸味が増したという。

 今回、製造したのは700リットル。10月中旬から提供を始め、11月上旬までに半分を販売した。

 神谷凜太郎醸造長(27)は「カボスの酸味でさっぱりとした仕上がりになった。温泉に入った後の湯上がりの一杯として味わってほしい」と呼びかけている。

 グラス1杯の価格は600円(300ミリリットル)と900円(473ミリリットル)。瓶タイプ(330ミリリットル)は660円。

© 有限会社大分合同新聞社