三の丸尚蔵館展4万人突破 会期残り1週間

国宝「動植綵絵」などを鑑賞する人でにぎわう会場=金沢市の石川県立美術館

 金沢市の石川県立美術館と国立工芸館で開かれている「皇居三の丸尚蔵館(しょうぞうかん)収蔵品展」(北國新聞社共催)は19日、来場者数が4万人を超えた。会期残り1週間となった展示会場には、連日多くの鑑賞者が訪れており、同美術館によると、これまでに開催された巡回展の最多来場者数(広島、約2万2千人)の2倍以上となるのは確実とみられる。

 19日は1132人が訪れ、10月14日の開幕からの36日間(展示替えの11月6日除く)の累計は4万393人となった。

 同展は、いしかわ百万石文化祭2023のメイン行事。質、量ともに最大規模の地方巡回展で、伊藤若冲(じゃくちゅう)の国宝「動植綵絵(どうしょくさいえ)」など、前後期通じて国宝8点を含む116点が並ぶ。後期では2割近くが展示替えされた。26日まで。

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