山形市が最優秀賞 厚労省主催、健康寿命のばそう!アワード

表彰式で最優秀賞の賞状を手にする山形市の後藤好邦課長(右)=東京(市提供)

 厚生労働省などが主催する「第12回健康寿命をのばそう!アワード」で、SUKSK(スクスク)生活と銘打ち健康ポイント事業を展開する山形市の取り組みが、生活習慣病予防分野で最優秀賞に選ばれた。27日に都内で公開プレゼンテーションが行われ、決定した。

 2019年に開始したSUKSK事業では、スマートフォンアプリなどを活用し、日々の歩数や健康関連講座への参加をポイント化する。特産品などが当たるポイントの付与機会を各種イベントにも広げ、市民が楽しみながら健康づくりに取り組める企画を継続している。累計参加者数は今春に1万人を突破した。市民の健康寿命は男性は18年度の80.64歳が20年度に81.36歳に伸び、女性は84.24歳から84.36歳に延伸している。

 同アワードには全国から85件の応募があり、プレゼンテーションには山形市を含む6団体が参加した。同市の事業は「現役世代への訴求性が強く、山形から全国モデルへの展開を期待している」などと評価され、後藤好邦健康増進課長は「今後も市民や企業、関係団体と共に健康医療先進都市の確立に向けて取り組みたい」と話した。

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