「SNSで闇バイト検索し“売却役”に」盗品等処分あっせんの男(24)初公判 “ルフィ”指示の強盗事件 広島地裁

去年12月、広島市西区で起きた強盗殺人未遂事件で、盗品の「売却役」とされる男の初公判が、広島地裁でありました。

この事件は去年12月、広島市西区の店舗兼住宅から現金と腕時計などおよそ2440万円相当が奪われたほか、親子3人が暴行され、けがをしたものです。

起訴状などによりますと、中桐海知被告(24)は、この事件で奪われた74点を東京都内の買取店などで9回にわたって1132万円で売却したとして、盗品等処分あっせんの罪に問われています。

29日の初公判で中桐被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

検察側は「簡単に高額な報酬を得ようと、SNSで闇バイトを検索し、『売却役』を務めた」「56万円余りを得て、全て遊興費に使った」と指摘しました。一方、弁護側は事実関係について争わず、情状酌量を求める方針です。

この事件では、実行犯とされる8人が逮捕・起訴されたほか、「ルフィ」などと名乗って広域強盗事件を指示したとされる今村磨人容疑者らも再逮捕されています。

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