きらやかなど3行、CKDに協調融資 蔵王のカフェ事業費

きらやか銀行本店(資料写真)

 きらやか銀行と日本政策投資銀行(DBJ)は30日、両行と山形銀行が連携し、山形市の蔵王中央ロープウェイ鳥兜駅にカフェを開設するCKD(同市、菊地昭貴社長)に協調融資を行うと発表した。きらやか銀とDBJは共同出資するファンドから同日、1500万円の資本性劣後ローンを実行。カフェの総事業費は約9千万円で、残りの7500万円はきらやか銀と山形銀の融資や観光庁の補助金などを活用する。

 CKDは現地で宿泊施設を運営する三五郎(同市、菊地社長)、ヤマコー(同、平井康博社長)、蔵王中央ロープウェイを運営する蔵王観光開発(同、池田洋社長)が設立した。カフェは12月9日にオープンする。今後は蔵王中央高原エリア全体の魅力を高める事業を展開する。

 カフェは「SORAMADO cafe 1387―ISAHANA」の名称で、霧氷テラスが設けられるほか、山形ならではの食材を活用したメニューをそろえる。ファンドは「じもと創生本業支援ファンド2号投資事業有限責任組合」で、3件目の融資となる。

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