東急不動産は4日、タイ現地法人を通じて、タイ大手上場不動産デベロッパーのオリジン・プロパティーと同社100%子会社ワン・オリジンが首都バンコク・バンナー地区で進めているホテルとオフィスからなる複合開発事業に参画すると発表した。東急不動産にとってタイでは10物件目となる参画事業だ。
開発事業の場所は、高架鉄道(BTS)のウドムスック駅から徒歩3分のところ。ホテル部分は、フランスのホテル運営大手アコーホテルズの上級ブランド、「グランド・メルキュール」の計337室を予定。オフィスの面積は約6,000平方メートルを計画している。
ウドムスック駅周辺を含むバンナーエリアは、スワンナプーム国際空港から近く、付近に大規模コンベンションセンターがあることからMICE(会議、視察、国際会議、展示会・見本市)の需要が豊富。近年は商業施設やオフィス開発が盛んで、今後の発展が見込まれるエリアだ。