「行きたくなるような空間が我々が考えるエンターテインメント」航空機がスタジアム上空を飛び恐竜も現る!? 五郎丸歩CROが仕掛けるホーム開幕戦戦略 ラグビー・静岡ブルーレヴズ

いよいよ12月7日、ラグビー・リーグワンが開幕します。ラグビーワールドカップの盛り上がりを国内リーグにもつなげようと、ラグビー元日本代表の五郎丸歩さんが仕掛ける戦略とは。

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静岡ブルーレヴズのホスト開幕戦の会場となる静岡県磐田市のヤマハスタジアム。試合当日を盛り上げようと、航空自衛隊の航空機をスタジアム上空に飛ばそうというのです。

さらに当日は、スタジアムの外周に大きな恐竜を展示。静岡ブルーレヴズでこうしたスタジアムの演出を担当するのが五郎丸歩さんです。

<五郎丸歩さん>
「家族でイメージをしていただくと、ラグビーに興味があるのが、お父さん。でも娘さんや奥さんがラグビーに興味がない。でも、スタジアムに行きたくなるような空間、これが我々が考えるエンターテインメントだと思う」

五郎丸歩さんは、2021年に選手を引退後、同じ年に新設されたプロラグビークラブ、静岡ブルーレヴズのフロントスタッフとして働いています。

<五郎丸歩さん>
「経営サイドに入ってビジネスを学びながらラグビーの業界自体を大きくしたい」

クラブの運営に携わり3シーズン目を迎えます。この2年、スタジアムへ来るファンのほとんどが40代以上で、若い世代の取り込みが喫緊の課題だといいます。

<五郎丸歩さん>
「ラグビーを知らない、そういった方々にメッセージを伝えていくためには、やっぱり受け皿をいっぱい作らないといけない。それが恐竜であったり飛行機であったり(いろんなフックを試合の日につくることが大事)」

11月には、浜松市内の大型ショッピングモールでチームのイベントを開きました。

<五郎丸歩さん>
「静岡ブルーレヴズ五郎丸です。本日1階セントラルコートで静岡ブルーレヴズ開幕直前シーズンインイベントを開催しております」

日曜日のこの日は、ファミリー層をターゲットに、ラグビーの実技を指導するなど、新たなファンを獲得を目指しました。

<五郎丸歩さん>
「フランスワールドカップをテレビでご覧になった方も、いつ開幕するかも知らないような状況だと思う。だからこそイオンモールでイベントに参加して、われわれがメッセージを伝えることができない人たちに、どう伝えていくかをテーマをもって、今、取り組んでいます」

ラグビー界のレジェンドがまた新たにラグビー界に爪痕を残せるか。静岡ブルーレヴズのホスト開幕戦は12月17日です。

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