和牛甲子園へ意欲 中央農高の肉用牛舎がJGAP取得

認証を喜ぶ生徒や教諭=中央農高

 作物や農作業の安全性を示す国内規格「JGAP(農業生産工程管理)」の畜産部門で肉用牛舎が認証を得た中央農高で7日、生徒や教諭が集まり、喜びを分かち合った。北陸初の認証を基に、来年1月に東京で開催される「第7回和牛甲子園」に臨む。

 牛舎では繁殖牛、育成・肥育牛の計31頭を飼育している。和牛甲子園では、生徒が日頃の和牛飼育の取り組みを発表し、枝肉の肉質を競う。

 JGAPを取得したことで、飼養管理の必要事項などがマニュアル化され、明確になることで、今後新たに加わる生徒の作業がしやすくなるなどのメリットが期待される。2年の田中侑美さんは「認証に向け、文章をまとめる際に苦労したこともあったが、努力が実を結んだ」と喜んだ。

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