北播磨に希望をともす「タクミナリエ」 小野工業団地にLED10万個、光の回廊 始まりは医療従事者への感謝

LEDがきらびやかな「タクミナリエ2023イルミネーション」=小野市匠台

 兵庫県小野市匠台、小野工業団地の大通り両側を夜間、10万個以上の発光ダイオード(LED)で彩る「タクミナリエ2023イルミネーション」が始まった。小野向日葵ホテル周辺で、約800メートルにわたって続く光の回廊。スマートフォンなどで撮影する人の姿も目立つ。同ホテルの特別会席付き宿泊券などが当たる写真コンテストが開催中だ。(坂本 勝)

 小野工業団地と小野流通業務団地の38事業所でつくる小野匠工業会が主催し、4年目。両団地から西へ向かうと北播磨の中核病院、北播磨総合医療センターに通じる。新型コロナウイルス対応に奔走する医療従事者に感謝しようと2020年に始めた。

 道路脇の植木などに架けられたLEDや飾り物の雪だるま、トナカイ、ウサギなどが年の瀬を彩る。同工業会の宮岡督修理事長は「小野市民でも知らない人がおり、ゆっくりと散策してほしい」とPR。「コロナ禍を乗り越え、未来への希望と夢のともしびとなるように、さらに充実させたい」と力を込めた。

 点灯は午後5~10時。フォトコンテストの作品募集とともに来年1月8日まで。写真の応募はメール(kgyokai@takumidai.jp)か、〒675-1322 小野市匠台7、小野匠工業会のコンテスト係へ郵送で(作品の返却希望者は返信用封筒に切手を貼り同封する)。同会事務局TEL0794.63.8000

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