スマホのQRコードで電車・バスに乗れる 阪急、阪神など7社、関西初の新サービス

阪神電気鉄道が設置するQRコード読み取り部付きの新型改札機のイメージ(同社提供)

 阪急電鉄や阪神電気鉄道など関西の鉄道・バス7社は14日、QRコードを使ったデジタル乗車券サービスを2024年6月ごろに始めると発表した。1日乗り放題といった企画乗車券が対象になる。関東や関西の一部の鉄道が導入しているが、複数の鉄道で使えるサービスは関西で初めて。

 各社が加盟する「スルッとKANSAI協議会」が開発したサービス「スルッとQRtto(クルット)」。鉄道では、スマートフォンからインターネットで購入し、画面に表示したQRコードを自動改札機の専用読み取り部にかざして使う。企画乗車券は主に磁気カードのため、窓口での受け取りが必要だが、スマホ一つで利用できるようになる。

 阪急は花隈駅を含む全87駅、阪神は西代駅を除く全50駅で導入する。両社ともサービス開始までに各改札口に、読み取り部を付けた自動改札機を設置予定。阪神は11月から新型改札機への更新を始めている。(大島光貴)

 そのほか、サービスを導入する会社は次の通り。

 大阪メトロ▽大阪シティバス▽近畿日本鉄道▽京阪電気鉄道▽南海電気鉄道

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