19日、広島県三原市で、大型トラック同士が正面衝突する事故があり、1人が死亡、1人が重傷を負いました。ドライブレコーダーが事故の瞬間を捉えていました。
画面の前方を走っていたトラック…。対向車線にはみ出し、そのまま逆走を続けた次の瞬間…。
事故は、19日午前9時過ぎ、三原市の国道2号「木原道路」のトンネルで発生しました。
この事故で、大型トラックを運転していた神戸市の43歳の男性が病院に運ばれましたが、およそ1時間半後に死亡が確認されました。
また、対向車線で大型トラックを運転していた男性も胸の骨を折るなど、重傷だということです。
映像を見ると、死亡した男性が運転するトラックは、ブレーキランプが一度光った直後から逆走をはじめます。危険を察知して後続の車がパッシングしますが、トラックは右側の縁石にぶつかったあとも走行を続けます。
相手のトラックは、衝撃で横向きになり車体の破片も飛び散りました。
警察は、男性が運転中に病気を発症しその後亡くなったとみて、当時の詳しい状況を調べています。
「木原道路」はおととし開通した尾道市と三原市を結ぶ国道バイパスで、現場に中央分離帯はなく、センターポールで隔てられた「暫定2車線」になっています。
