午前中の送迎時にも意識もうろうか 目を閉じながら運転している様子もドライブレコーダーに 東広島市【こども園送迎バス事故 】

広島県東広島市で18日午後に起きた認定こども園の送迎バスの事故で、事故を起こした運転手が、午前中の送迎時にも意識がもうろうとしている様子があったことが、新たに分かりました。

この事故は、広島県東広島市で18日午後に発生。認定こども園の送迎バスが中央分離帯を乗り越えて約100メートル逆走し、対向車線にいた4台の車と衝突して、園児5人を含む、あわせて10人がけがをしました。

園によりますと、事故が起きたとき、運転手(77)の意識がもうろうとしている様子がバスのドライブレコ―ダーに映っていたといいます。さらに、午前中に送迎しているときにも、目を閉じながら運転していて、意識がもうろうとしているような状況が確認されたということです。

警察もこうした事故当日の状況を把握していて事故のいきさつについて慎重に調べています。

園は22日、保護者説明会を実施し、こうした状況を説明しました。説明会では保護者から、運転手の年齢をどう考えるかといった声が上がったといいます。

松井雄一郎園長
「70歳代であれば、当然運転をしない方がいいという考え方もありましたし、一概に年齢だけではいえない気がするけども、という声もありました。」

園は送迎バスについて、運行マニュアルの整備や保護者を含めた検証を進めた上で、1月中旬から下旬を目標に再開したいとしました。

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