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来年1月7日に富山市岩瀬入船町の岩瀬運河の河口周辺で行われる富山市消防海上出初め式で、地元の消防団員によるはしご登りが初めて披露される。団員の担い手不足が課題となる中、富山湾を背に勇壮な姿を示し、新規加入につなげたい考えだ。
海上出初め式は1969(昭和44)年から毎年実施されているが、はしご登りは一度も行われていない。
今回は、富山市消防団北部方面団の岩瀬分団と海上分団が合同ではしご登りを披露する。岩瀬運河の河口付近の堤防で水難事故防止の願いを込め、力強く演技する。
海上出初め式を取り仕切る富山北消防署によると、はしご登りの実施は、10月中旬に開かれた北部方面団の分団長会議で決まった。北部方面団の消防団員数は今年4月時点で255人で、5年間で約2割減った。担い手不足に歯止めを掛けるため、住民に勇壮な演技を見てもらいたい考えだ。
海上出初め式は1月7日、市役所周辺で行われる消防出初め式の後に実施される。消防艇「神通」の放水や富山北消防署員による救助演技も行われる。