武器はスピードと空中殺法、ドラゴン・ダイヤ「主役の1年に」 小柄でも昇り竜のごとき活躍誓う

今年の飛躍を誓うドラゴン・ダイヤ選手=神戸市須磨区白川

 神戸拠点のプロレス団体「ドラゴンゲート」は2024年、創設25周年を迎える。自身もドラゴン(竜)の入ったリングネームを持つドラゴン・ダイヤ選手(25)は「自分が主役の1年に」と練習に余念がない。

 長野県出身で幼い頃からプロレスに夢中だったというダイヤ選手。「小さな体でも活躍する姿に勇気をもらった」と同団体のドラゴン・キッド選手(47)に弟子入りし、今年でデビュー6年目となる。

 身長168センチはプロレスラーの中では小柄だが、スピードと空中殺法を武器に戦ってきた。昨年11月には2対2で戦う「オープン・ザ・ツインゲート王座」のベルトをかけた試合に吉岡勇紀選手(29)と臨み、相手タッグを撃破。第64代王座に就いた。

 喜びもつかの間、その後吉岡選手の負傷が分かったため、昨年末にあった防衛戦には臨めず、わずか2カ月弱で王座を返上することになった。それでも前を向き「相方の回復を待って必ずベルトを取り返す」。最も勢いのある若手として、昇り竜のごとき活躍を誓う。(小野坂海斗)

© 株式会社神戸新聞社