山形市給水車が出発、まず金沢へ 能登半島地震

応急給水活動のため、被災地に派遣される山形市職員=同市上下水道施設管理センター

 能登半島地震の被災地で応急給水活動を行うため、山形市上下水道部の職員4人が6日、給水車と連絡車の計2台で現地に向かった。金沢市で他県の派遣隊と合流し、被災地に入る。

 日本水道協会の全国ネットワークによる給水活動に協力する。名古屋市上下水道局が指揮を執り、合流後に具体的な活動場所が決まる。市民向けの給水所、病院や施設の受水槽への給水を予定する。今回は給水車に2トンの飲料水を積み、連絡車で給水袋2千枚を持参する。職員4人は12日に帰県し、市はその後も継続して別の班を現地に送る。

 出発式が市上下水道施設管理センター前で行われ、佐藤孝弘市長が「安全と健康に留意して活躍してほしい」と激励した。派遣される職員を代表し、業務課の伊東孝樹課長補佐兼係長(54)が「被災者の力になれるよう、精いっぱい務める」と決意を語った。

© 株式会社山形新聞社