伝統の妙技を披露、はしご乗りの大技に大きな歓声 佐野で5年ぶり出初め式 市消防団など

大技を次々と披露し、観衆を沸かせたはしご乗り

 【佐野】市消防団などによる出初め式が14日、県道桐生岩舟線の佐野駅入口交差点付近で行われた。新型コロナウイルス禍などに伴い5年ぶりの開催で、沿道には多くの市民が詰めかけ、久々に行われた新春恒例行事の街頭行進やはしご乗りなどに拍手を送った。

 この日の街頭行進には消防団をはじめ幼年・少年少女消防クラブ、女性防火クラブなどの約900人が参加した。はしご乗りでは、佐野鳶(とび)工業組合のメンバーが伝統の妙技を披露した。約6メートルのはしごに登り大技を次々と決めるたびに、観衆からは大きな歓声が上がった。

 ポンプ車や救急車など消防関係車両約50台によるパレードや、はしご車を使った東消防署特別救助隊の訓練も公開された。

 出初め式に先立ち、市文化会館で表彰式も行われ、長年にわたり消防業務に精励してきた消防団員や分団、防火団体が表彰された。

大技を披露し、観衆を沸かせたはしご乗り

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