園児がバスアナウンス 富山の「まいどはや」が収録

車内アナウンスの収録に臨む園児=富山市柳町保育所

 富山市の第三セクター・富山市民プラザは4月から1年間、運営するコミュニティーバス「まいどはやバス」の車内アナウンスに、運行ルート沿線にある保育所の園児の声を活用する。23日は4施設の年長児約50人が収録に臨んだ。

 富山市柳町保育所では14人が「次は北新町東、北新町東~」などと停留所名をマイクに向けて発し、全員で「ご乗車ありがとうございました」のフレーズも元気いっぱい声を響かせて収録した。

 収録は卒園記念とバスの利用促進を目的に企画された。まいどはやバスの利用者数は2007年度の約26万人をピークに右肩下がりで、21年度に赤字運行の改善を図るためにルートと運賃が見直された。現在は富山駅前から市街地を1周するコースで、西ルートと東ルートがある。

© 株式会社北國新聞社