「がらまき」に子どもら夢中 なかがわ水遊園で初イベント 神楽「ヘビが戦って面白かった」

県なかがわ水遊園で行われたがらまき

 【大田原】佐良土の県なかがわ水遊園は4日、「節分豆まき神楽の舞」を開き、親子連れら約150人が伝統の舞と菓子などがまかれる「がらまき」を楽しみながら、無病息災を願った。

 地域に伝わる季節の風物詩、伝統芸能に触れる機会を提供しようと、初めて節分イベントを催した。

 神楽の演目は、厄払いなどを表現した大蛇が登場する「ヤマタノオロチ退治」。那須烏山市無形民俗文化財「宮原(みやばら)八幡宮観世流太々神楽」の保存会がしなやかに舞を披露した。がらまきでは、子どもたちが菓子などを夢中になって集めた。

 矢板市泉小3年の石崎初希(いしざきはつき)さん(9)は太鼓を習っており、神楽のおはやしに興味津々。「神楽はヘビが戦って、面白かった。太鼓の演奏は上手で、自分も神楽の太鼓をやってみたいと思った」と話した。弟で小1の悠桔(はるき)君(6)は、がらまきでお菓子を集め「楽しかった」と笑顔を浮かべた。

県なかがわ水遊園で行われた神楽

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