小山・下生井小児童と東京パラ銀の高松さん交流 車いすバスケ触れ「前向きで諦めず」

高松選手(右)のアドバイスを受けてシュートを体験する児童

 【小山】下生井小はこのほど、市出身で東京パラリンピック車いすバスケットボール男子銀メダリストの高松義伸(たかまつよしのぶ)選手(24)を招き、アスリート交流を行った。

 創立150周年記念行事の一環で、パラスポーツや障害について理解促進を図るのが狙い。全校児童のうち32人が参加。高松選手のアドバイスを受けながら車いすに乗って鬼ごっこをしたり、シュートを体験するなどして楽しんだ。

 児童を前に高松選手は「車いすの人を見て困っているようだったら優しい声をかけてほしい。夢を持つことも大切で、最後まで努力を続けられる人になって」と呼びかけた。

 6年橋本夕海(はしもとゆうな)さん(12)は「車いすバスケはイメージと違い、初めての体験でも楽しめた。高松さんのように前向きで諦めず、思いやりのある心を持ちたい」と話していた。

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