小学生の習い事 親世代の『3S(水泳・そろばん・習字)』から今は『新3S』に...新3Sって何?!そして復活の「Y」とは

「3つのS」のうち、「そろばん」「習字」はいま...

小学生の習い事は、昔も今も「3つのS」なんだそうです。

今の親世代の人気の習い事は
「水泳」
「そろばん」
「習字」
・・・思い返せば「私も習っていた!」という方は多いかと思います。

しかし令和の今、習い事の内容は大きく変化していて「新たな3S」の傾向が見られるということです。いったい、「新3S」とは何なのでしょうか?

これが習い事「新3S」!①水泳②...③...

まず、現在の小学生の人気の習い事を見てみましょう。

【画像①】は、ベネッセコーポレーションが全国の小学生とその保護者3,096組を対象に今年アンケートを実施した「小学生がしている習い事トップ10」です。

アンケートの結果、令和の小学生のTOP3「新3S」は、「水泳」「世界の言語」「スクールワーク(学校の予習・復習)」となっています。ベネッセさん、うまく「S」で揃えられてきました。

では「そろばん」「習字」はどれくらい減ったの?

親世代の習い事ごとと比較すると、どのように変わってきているのでしょうか。【画像②】で比較してみましょう。

親世代の「3S」と比べると、特に今では「そろばん」と「習字」を習っている人が減っているのが、横棒グラフを見ると一目で分かります。

「男女別」の習い事の傾向 男子は「Y」あの競技が復活!

続いて、現在の習い事の「男女別」の傾向も見てみましょう。【画像③】と【画像④】は「男女別の習い事ランキング」です。

男子のランキングでは、前回(2021年)調査の時には圏外だった「野球」が復活しています。これは、昨年(2023年)のWBCでの日本代表チームの活躍や大谷翔平選手の影響と考えられるということです。

また「ダンス」は、親世代にはほとんどなかった習い事ですが、全体のランキングでは前回の圏外からトップ10入り、特に女子の人気が高いようです。

「ダンス」は、近年では小学校の学習指導要領の体育に「表現運動」が組み込まれていることや、ダンスを得意とするアーティストが増えている、といった影響があるのではとみられています。

さぁ新年度!みんな何を習う?「親世代になかった習い事」が

そして、「新年度に向けて新たにやってみたい習い事」にも、最近の傾向が表れているようです。【画像⑤】を見てみましょう。

小学生の習いたいものに、親世代にはなかった「プログラミング」や「動画制作」の人気が高くなっています。2020年度からの必修化で、授業だけでなく習い事でも学びたいという希望が高まっているようです。

「保護者が子どもに習わせたい習い事」は?

その一方で、保護者はどんな習い事を子どもにさせたい、と思っているのでしょうか。【画像⑥】を見てみましょう。

【画像⑥】のように、保護者が習わせたいものとして一番人気が高いものは「英会話などの語学」や、子どもにも人気も高い「プログラミング」がランクインしています。

昔も今も多彩なジャンルの「習い事」。保護者は、習い事を通して子どもたちにどんなことを期待しているのでしょうか?アンケートの結果は【画像⑦】の通りです。

「習い事を通して保護者が期待すること(複数回答)」では、保護者は、
・実技系などの習い事で好きなことを見つけたり
・得意なことを伸ばしたりして、将来に役立ててほしい
という思いが強いようです。

来週はいよいよ4月、子どもたちも新しい学年になります。新しいことを始めるには最適の時期、好きなことを見つけて、ぜひ新しいことにチャレンジしてみてください。

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