名称「いろは蔵パーク」 酒田・来春完成予定の商業施設、入居テナントなど発表

 酒田市上本町の酒田商業高跡地で商業施設を整備している「いろは蔵パーク」(同市、社長・高橋剛丸高社長)は27日、施設の名称を「いろは蔵パーク」とすると発表した。併せて、ロゴマークと、スーパーマーケットや生活雑貨販売など七つの入居テナントも公表した。来月建築工事に着手し、2025年春の完成を予定している。

 山居倉庫に近い2万1375平方メートルの敷地に、ともに鉄骨造り平屋のA棟(4316平方メートル)とB棟(2944平方メートル)を建設する計画。山居倉庫の要素を継承した蔵造り風の外観で、色合いも街並みと調和させるという。駐車場は304台分、駐輪場(自転車24台、バイク14台)も備える。

 出店テナントは、スーパーマーケットの「ト一屋」、生活雑貨など販売の「無印良品」、「酒田観光物産館(仮称)」、輸入食品など販売の「カルディコーヒーファーム」、眼鏡店の「JINS(ジンズ)」が入る。山形飛鳥(酒田市)が運営するレストラン、酒田天然ガス(同市)のクッキングスタジオも入居する予定だ。

 ロゴマークは、敷地内にあるシンボルツリーのケヤキと鳥、風をモチーフとし、新たな未来や四季折々のにぎわい、住民と事業者の輪の広がりなどをイメージした。

 いろは蔵パークは、同市内の丸高、ト一屋、林建設工業、仮設機材工業などが出資する企業。施設に市民生活の拠点や観光拠点としての機能を持たせ、山居倉庫と連携したにぎわいの創出を目指している。いろは蔵パークは「出店を計画中のテナントもあり、順次発表していく」としている。

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