23条を初めて適用し6人を逮捕

香港警務処国家安全処は5月28日、大欖女子更生施設を含む香港各地で法執行活動を実施し、女性5人と男性1人(37~65歳)を逮捕した。同日の香港メディアによると、逮捕理由は「維護国家安全条例」第24条「扇動目的に関する犯罪」に違反した疑い。特区政府保安局の●炳強・局長は、国家安全処が逮捕した6人の中に、香港市民支援愛国民主運動連合会(支連会)の元副主席で現在も収監されている鄒幸▲氏が含まれていることを認めた。●局長は「維護国家安全条例」は国家安全保障を危険にさらそうとする少数の人々のみを対象にしていると述べ、事件関係者らはデリケートな日を利用して国家安全保障を危険にさらすことを扇動する投稿を続けたと述べた。

●局長はまた、市民がデリケートな日に言及することでは法を犯すことはなく、重要な点はこれらの問題を利用して中央政府に対する市民の憎悪を煽り、市民に国家安全を危険にさらす行為をするよう扇動するのは違法になると指摘した。●局長は、客観的事実に基づいて政府の措置の一部を批判することにまったく問題はなく、政府はそのような批判を大いに歓迎し、喜んで受け入れることを強調。今回の強制措置の目的はこれらのことを市民に理解してもらうことを期待しているものと述べた。警察の法執行は完全に証拠に基づく必要があり、このアプローチは世界中の文明化された自治体のアプローチと一致していると説明した。【●=登におおざと、▲=丹にさんづくり】

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