岩手・洋野の豚熱、殺処分続く 国疫学調査が現地入り

防護服を着て殺処分に当たる県職員(県提供)

 岩手県は29日、豚熱(CSF)の感染が確認された洋野町の養豚場で、飼育されていた約1万7500頭の殺処分を続けた。国の疫学調査チームも同日現地入りした。

 殺処分は国の検査で感染が確定した28日夜に始まった。全頭対象で、内訳は繁殖豚約1500頭、肥育豚約1万1千頭、子豚約5千頭。防護服を着た県職員が作業に当たっている。

 達増知事は29日、職員の準備拠点となっている同町の大野体育館を訪れ、防疫対応を確認し、職員を激励した。疫学調査チームは立ち入り調査して発生原因を調べる。

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