大谷翔平が調子を取り戻すのは「時間の問題だった」10試合ぶりの14号に米メディア熱狂「スランプから脱却」

46打席ぶりの“復活弾”だ。

現地5月29日(日本時間30日)、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、敵地シティ・フィールドで行なわれたニューヨック・メッツ戦に「2番・指名打者」としてスタメン出場し、10試合ぶりの14号2ランを含む5打数2安打3打点と躍動。チームの3連勝にも貢献し、打率を.330、OPSを1.010に上昇させている。

久々の快音が響いたのは、4点リードの8回2死二塁という場面だ。ここでメッツの5番手右腕ホルヘ・ロペスと対峙すると、カウント0-2と追い込まれてから4球目に投じられた外角シンカーを強振。これが打球速度103マイル(約165.8キロ)、飛距離380フィート(約115.8メートル)を計測する逆方向へのダメ押しアーチとなった。
さらに5回1死二塁の第3打席では、鮮やかなセンター前タイムリーも記録している大谷。これを受け、米老舗誌『The Sporting News』は、直近数試合で不振気味だった点を踏まえつつ、「ニューヨークで行なわれたメッツとのシリーズ最終戦で2本のビッグヒットを放ち、最近のスランプから脱却した」と復調を報じている。

シティ・フィールドで本塁打を放つのは、メジャー7年目にして初。また、「この2ランは今季14本目、5月17日(の本拠地シンシナティ・レッズ戦)以来となる本塁打だ」と続けた同メディアは、「調子を取り戻すのは時間の問題だった。もしこれが何らかの兆候なら、スランプは終わり、MVPが戻ってくるということだ」と記述していた。

なお、試合はドジャースが10対3で勝利し、メッツ相手にスイープ成功。現地31日からは本拠地に戻り、コロラド・ロッキーズとの3連戦を迎える予定だ。

構成●THE DIGEST編集部

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