家康着用「南蛮胴具足」ガンプラ 日光東照宮にファン大挙 初日で初回入荷分ほぼ完売

日光東照宮に奉納されたガンプラ

 栃木県日光市山内の日光東照宮が収蔵・展示する、徳川家康(とくがわいえやす)が着用したと伝わる甲冑(かっちゅう)「南蛮胴具足」をモチーフにしたガンダムプラモデル(ガンプラ)が人気を博している。日光東照宮で先行販売が始まった27日は、開門と同時に300人ほどのファンが大挙するなどし、初回入荷分がほぼ完売。日光東照宮によると、入荷を前倒しして対応しているが、売り切れの恐れもあるという。

 ガンプラは玩具メーカー「BANDAI SPIRITS」(バンダイスピリッツ、東京都港区)が製造販売する「MG 1/100 武者ガンダムMk-Ⅱ 徳川家康南蛮胴具足Ver.」。

 完成品の高さは約19センチで、価格は7700円。南蛮胴具足の特徴的な黒と赤の色使いのイメージを再現し、赤は和紙素材のシールで表現しているという。世界遺産「日光の社寺」登録25周年を記念し企画された。

 日光東照宮の担当者は、南蛮胴具足ガンプラの人気について「あんなにたくさんファンが来るとは思っていなかったのでびっくりした」と話し、「これをきっかけに、宝物館に展示中の南蛮胴具足を多くの人に知ってもらえたらうれしい」と期待している。

 南蛮胴具足ガンプラは後日、バンダイナムコグループ公式通販サイトなどでも販売される予定。バンダイスピリッツの担当者によると、人気を受け増産される可能性もあるという。

27日から日光東照宮で先行販売されているガンプラ「MG 1/100 武者ガンダムMk-Ⅱ 徳川家康南蛮胴具足Ver.」ⓒ創通・サンライズ
徳川家康が着用していたと伝わる「南蛮胴具足」(日光東照宮提供)

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