鹿沼市長選2日告示 いずれも新人の松井氏と小林氏の一騎打ちへ

松井氏(右)と小林氏

 任期満了に伴う鹿沼市長選は2日告示される。いずれも無所属新人で、前県議の団体職員松井正一(まついしょういち)氏(58)、元県議の歯科医師小林幹夫(こばやしみきお)氏(70)=自民、公明推薦=の2氏が立候補を表明しており、32年ぶりに新人同士の一騎打ちとなる公算が大きい。投開票日は9日。

 松井氏は「一党一派に属さない『無所属・市民党』の立場で、市民が主役の鹿沼をつくる」と主張。公約に「子育て・教育」「産業」など五つの重点施策を掲げる。佐藤信(さとうしん)市長が4期16年で掘り起こした地域資源を活用し「進化発展させたい」としている。

 小林氏は「鹿沼を変えるためには県、国に太いパイプを持った市長が誕生しなければならない」と訴え、自民党の「総力結集」をアピール。「景気」「子育て」「高齢化」対策の三つを公約の柱として、小中学生の給食費完全無償化などの実現を掲げる。

【立候補予定者略歴】

松井正一氏(58)無新
 団体職員。前県議。2008年から5期15年務めた。元鹿沼市議。元同市職員。鹿沼高卒。同市上殿町。

小林幹夫氏(70)無新
 歯科医師。県議5期。鹿沼市議4期。元自民党県連政調会長。元県議会議長。日本歯科大卒。同市仲町。

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