白浜温泉で献湯祭 温泉の恵みに感謝

長い歴史がある白浜町の温泉の恵みに感謝しようと温泉街できょう、「献湯祭(けんとうさい)」が営まれました。

白浜温泉は、日本書紀に斉明(さいめい)天皇が658年に訪れ、有間(ありま)皇子から素晴らしさを聞いていたと記されていて、その長い歴史で愛媛県松山市の道後(どうご)温泉、神戸市の有馬(ありま)温泉とともに「日本三古湯(さんことう)」に挙げられています。

献湯祭(けんとうさい)では、白浜町内に源泉を持つ温泉会社8社と烏帽子(えぼし)に白装束姿の観光業界の関係者らおよそ100人が、朝一番の源泉からくみ上げた「一番湯」を入れた角だるを担いで温泉街を練り歩き、温泉の恵みに感謝して神社に奉納しました。

南紀白浜観光協会の藤田正夫(ふじた・まさお)会長は「白浜の観光の原点である温泉を多くの方に知ってほしい」と話していました。

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