CL優勝に導く絶妙アシスト! マドリー最終戦で大仕事のクロース、ドルトムント撃破の理由を分析「決定的だったのは…」

今夏のEUROをもって引退するトニ・クロースが、レアル・マドリー最終戦を振り返った。欧州サッカー連盟の公式サイトがコメントを伝えている。

現地時間6月1日に開催されたチャンピオンズリーグの決勝で、マドリーはドルトムントと聖地ウェンブリーで対戦。2-0で下し、史上最多を更新する15度目の優勝を達成した。

34歳のドイツ代表MFは、ルカ・モドリッチと代わる86分までプレー。74分にCKから正確無比なクロスを送り込み、ダニエル・カルバハルの先制点をアシストしたほか、FKから惜しいシュートも放つなど、十二分にインパクトを放った。

【動画】クロースのアシストからカルバハルがヘッド弾!
ただ、チームは前半、ドルトムントの縦に速い攻撃に手を焼き、決定機を何度も作られた。それでも何とか耐え抜き、0-0で折り返したなか、クロースは「決定的だったのは、前半に失点しなかったことだ」と語った。

「前半は本当に良くなかった。その後、ゲームに上手く入り、ゴールを決めた。より良いプレーができるようになったんだ。でも、今夜は僕らがそこまで達するのに長い時間が掛かった」

常に落ち着き払い、「アイスマン」の異名を持つクロース。最後まで冷静な自己分析を忘れなかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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