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20年ぶりに全面刷新される紙幣は、7月3日の発行まで1カ月となった。岩手県内の金融機関や鉄道会社がATM、券売機の更新をいち早く済ませるなど準備が着々と進む。対応レジ製造メーカーは受注が急増する一方、経費がかさむため機器更新をためらう事業者も。日銀盛岡事務所は新旧札の交代に数年を要するとみており、当面は混在しそうだ。
岩手、北日本、東北の地銀3行は既に新紙幣対応のATMに切り替え、JR盛岡支社とIGRいわて銀河鉄道も各駅構内の券売機更新を終えた。
精密機器製造のデジアイズ(奥州市)は、昨秋から新紙幣対応のセルフレジやタッチパネル式券売機などを生産。注文は3月ごろから増え、6月はセルフレジが前年同期比1.5倍ほどと見込む。コーポレートサービス部の小野寺信介課長は「キャッシュレス決済対応の機器需要も相まって受注が伸びている」とする。