「伝統を守る姿が尊い」 夏の風物詩「三次の鵜飼」始まる 広島県無形民俗文化財

広島県三次市の夏の風物詩、鵜飼いが始まりました。

「三次の鵜飼」はおよそ450年の歴史があり、広島県の無形民俗文化財に指定されています。ことしも6月1日から始まり、鵜匠たちが長さ7メートルの手縄でウを巧みに操り、アユなどの魚を捕まえていました。

鵜舟と並走する遊覧船からおよそ60人の乗船客が伝統の漁を楽しんでいました。

乗船客たち
「貴重な体験ができたので、すごくよかったです」
「ウがすごくがんばって魚を取っている姿がかわいかったです」
「大切な伝統を守っている姿が尊いなと思います」

鵜匠 日坂文吾 さん
「古参の鳥がきょうも元気いっぱいに働いてくれて、水が濁っていたんですけれども、アユも多少なり漁獲が揚がったのかなと」

三次の鵜飼は9月10日まで週に4日行われます。

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