ほのかな光に癒やし 那須烏山でホタル舞う 観賞イベントも開催

大木須地区で飛び交うホタルの光跡(30秒間露光)

 【那須烏山】夜の市内各地でホタルが舞い始め、名所の一つである大木須のオオムラサキ公園付近でも、はかない小さな光が地元住民らを癒やしている。

 同地区住民らでつくる一般社団法人「里山大木須を愛する会」によると、今年は例年並みの5月25日にホタルを初確認。小雨が降った今月1日夜も、同公園近くを流れる木須川沿いでホタルが寄り添い合うように飛び交っていた。

 15日午後5時からは、同会と宇都宮大の公認サークル「ほんわか里山物語」が同公園で、南米民謡のコンサートやホタルの観賞などを行うイベントを開催する。同会の川野辺真(かわのべまこと)会長は「今年は大水もなく、多数のホタルが見られそう。ぜひ見に来てほしい」と呼びかけている。

 小塙、森田地区では、猿久保田んぼ公園を整備する荒川南部地域保全会と荒川南部土地改良区が8日午後7時半から同公園でホタルの観察会を開く。

 (問)里山大木須を愛する会の川堀文玉(かわほりふみよし)さん080.1244.3680、荒川南部土地改良区0287.88.7599。

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