SNS型投資詐欺で60代女性が4500万円の被害 証券アナリストを名乗る人物「利益が出る」=静岡・沼津市

1月下旬から2月下旬に、静岡県沼津市に住む60代の無職の女性が現金4500万円をだまし取られる詐欺事件がありました。女性は6月3日、警察に被害を届け出ました。

警察によりますと女性は1月頃、SNSを通じて知り合った証券アナリストを名乗る人物から助言や指導を受けるうち「利益が出る」と投資を持ちかけられました。

投資資金として1月下旬から2月下旬までの間、10回にわたって現金4500万円を指定された口座に振り込んでだまし取られたということです。指定された口座は9つにわたり、1回の振り込み額は100万円から1000万円にのぼったということです。

持ちかけられた投資では、画面上で利益が出ていることを確認できたことから、女性が引き出そうとするとさらに手数料を求められたため不審に思い、家族に相談してだまされたことに気づいたということです。

警察は「インターネットを通じて知り合った、面識がない相手からの投資の話」や「振込先口座が毎回変わる投資話」は詐欺を疑うよう注意を呼びかけています。

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