川勝前知事とはなかったー斉藤国交大臣との面会 リニア問題について意見交換 静岡県の鈴木康友知事 就任後初めて

静岡県の鈴木康友知事は6月4日、斉藤鉄夫国交大臣と面会し、リニア問題をめぐって国との連携について意見交換をしました。膠着状態が続く県と国の関係に、動きは出てくるのでしょうか。

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4日、就任の挨拶で、斉藤鉄夫国交大臣のもとを訪ねた鈴木知事。冒頭のみ公開で行われた面会では、リニア工事をめぐる国との連携について意見が交わされました。

<静岡県 鈴木康友知事>
「(リニアが)整備されると、東海道新幹線と二重になり、非常に防災上も強固なものができる。新たな高速鉄道として、その必要性については理解している」

<斉藤鉄夫国交大臣>
「国土交通省としても、大井川の水資源の問題、南アルプスの環境保全は大変重要な問題(と思っている)。今はモニタリング会議を設けて、有識者検討会議に基づいてJR東海が対応しているか、国も関与して一緒に議論させて頂いている」

リニア問題を担当する国交省。川勝前知事は、国交省に対しても厳しい姿勢で臨み、良好な関係とは言えませんでした。リニア推進の立場を示している鈴木知事は、国交省とどう関係を築いていくのでしょうか。

<静岡県 鈴木康友知事>
「こうして面会して、コミュニケーションを取っていくということは、お互いの信頼関係を築く上でも大変重要なことだと思っている。水の問題と環境の問題、これはないがしろに出来ませんので、ぜひ国としても、今後も色々ご指導頂きたいということで、国の支援のお願いをした」

川勝県政時代は、斉藤国交大臣との面会はなく、知事と大臣として初めての面会となった、4日の意見交換。鈴木知事は、今後も定期的に面会する機会をつくっていきたいと話しました。

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