カズレーザー 5歳児が腰痛をかかえる時代に… 若者にも急増中の“隠れ腰痛”の意外な原因と対処法とは

カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が4日に放送された。今回は2時間SPでテーマは『超最新健康診断で芸能人の体を隅々まで徹底検査SP』。「20代以下の若い世代に急増 隠れ腰痛の意外な原因と対処法」という講義では、京都大学大学院医学研究科の青山朋樹教授が登壇。若者に増えている腰痛や、隠れ腰痛の増加原因と対処法について解説した。

京都大学大学院医学研究科の青山朋樹教授

10代や20代といった若者の間でも広がっている腰痛。19歳~22歳の男女を対象とした調査によると、60%以上が腰痛経験者であるという。一般的に加齢にともなって発症するとされる腰痛が若年層に増えている理由として、青山氏は運動機能の低下を挙げた。ゲーム機やスマホの普及で、身体を動かす習慣のない若者が増えており、5歳から腰痛を患う人もいるという。

もはや世代を問わず問題化している腰痛。今回の番組ではAIによる腰の状態チェックシステムを使い、出演者たちの腰回りの状況を分析。腰の元気度ランキングが発表された。まずはじめに30代相当の腰状況だったのは、月島琉衣、近藤春菜、本田望結の3人。41歳の近藤はよい数字といえるが、20歳の本田、16歳でまだ高校生の月島は驚きの結果に。そして40代相当であったのは、安斉星来、吉村崇の2人。こちらも20歳の安斉にとってはショッキングな結果となった。

青山氏によると、例えば30代相当と診断された月島の場合、腰の前後のバランスが悪く、現在腰痛がなくとも、今後ぎっくり腰、ぎっくり背中になるリスクがあるという。そこで青山氏は、「キャット&ドッグ」という運動を提案。四つんばいの姿勢になり、4秒ほど息を吐きながら背中を丸め、今度は吸いながら背中を反らせる。これを毎日10回ほど行うことで、腰痛防止になるのだという。

また、20歳にもかかわらず、40代相当と診断された安斉の場合、普段からピンと背筋を正した、いい姿勢を長時間キープしていることが問題だという。常に胸を張って姿勢を良くしていると、脊柱起立筋という筋肉が、どんどん硬くなり、腰に重度の負担がかかってしまうのだという。そんな安斉に青山氏が薦めたのは、広背筋ストレッチ。四つん這いになり、両手の手のひらを重ねながら、前方に腕を伸ばす。これを左右の手を入れ替えながら3回程度、寝る前などに行うことで、腰痛の改善・予防ができるとした。

最後に発表されたランキングは、20代相当と高齢者相当の腰の持ち主。残されたカズレーザーとジャングルポケット・斉藤、おいでやす小田の3人は、カズレーザーと斉藤が不安な表情を浮かべる一方、小田は「自信はあります」と余裕を見せる。しかし結果が発表されると、カズレーザーと斉藤が20代相当と素晴らしい結果の反面、問題なしと思われた小田が、なんと高齢者相当の腰であったことが発覚した。この結果に取り乱した小田。「ど、ど、どう?ホンマなん?」と青山氏に詰め寄る。カズレーザーらと比べると結果は一目瞭然。前屈・後屈・回旋でそれぞれ計測した今回の調査で、小田の場合はそのすべてで腰に何らかの負担が強くかかっていた。

しかし自覚症状がないため、けげんな表情の小田。青山氏によれば、これこそ隠れ腰痛であり、今後放置すると、『筋・筋膜性腰痛』を発症し強い痛みや日常生活に支障が出る可能性があると説明した。そんな小田に青山氏が薦めたのは背伸び。両手を組んで上に突き出し、腹筋と背筋を同じように伸ばすことを意識しながら肩を思い切りのばす。少ない負担で、全身の筋肉・関節のバランスを、正しい状態に戻せるのだといい、デスクワークが多い人は、この動作を5秒ほど、1時間に一度はさむことで、慢性腰痛の予防につながるとした。

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写真提供:(C)日テレ

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