泣きながら走る女児を発見、落ち着かせて保護 日光のリィーさんらに感謝状

感謝状を贈られたリィーさん(右から2人目)と川村社長(同3人目)

 【日光】道に迷っている児童を適切に保護したとして今市署は4日、会社員トゥイ・トゥイ・リィーさん(27)=森友=と、会社社長川村一徳(かわむらかずのり)さん(63)=豊田=に感謝状を贈った。

 リィーさんは、エンジニアとして1年半前にミャンマーから来日。川村さんが経営する、花苗の生産・販売などを手がける会社に勤務している。

 リィーさんは5月18日午前7時20分ごろ、自転車で出勤する途中で泣きながら走っている小1女児を発見。話しかけて女児を落ち着かせ、勤務先に連れていって保護した。川村さんの妻が保育士ということもあり、保護者とすぐに連絡がついたという。

 中里陽次(なかざとようじ)署長から感謝状を受け取ったリィーさんは「どうしたらいいか迷ったが、女の子がお母さんと会えて安心した」と振り返った。中里署長は「早期にお母さんの元に返せて良かった」話していた。

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