「狂った日程。日本と韓国で真夏のボクシングデー」ソン・フンミンの過労を母国メディアが憂慮。疲労困憊は明白、豪州滞在時には…

オーバーワークを母国が憂慮している。

欧州クラブの2023-24シーズンは、ついに幕を閉じた。しかし、トッテナムと韓国代表の主将ソン・フンミンに休みはあまりない。

5月19日にプレミアリーグ最終節を戦った直後、オーストラリアに飛び、22日にトッテナムでの今季最終戦となるニューカッスルとの親善試合を消化。それが終わったかと思えば、今度は代表戦だ。6月6日に敵地でシンガポール、11日にホームで中国と相まみえる。

その後にようやく、まとまった休みが取れるとはいえ、7月中には日本でのプレシーズンツアーがスタート。シーズンとシーズンがほとんど繋がっている感覚かもしれない。

韓国メディア『SPOTV NEWS』は終わりが見えない過密日程を問題視しており、「ソン・フンミン休めない、狂ったプレシーズンのスケジュール。日本と韓国で“真夏のボクシングデー”」と題した記事を掲載。「夏休みは短い。代表活動の終了後、少しの休息を挟んでプレシーズンツアーに入る」と伝えている。

【画像】韓国代表スターがアジア勢で唯一ランクイン。2024年現在のFW10傑
「トッテナムは7月27日に東京でヴィッセル神戸と親善試合を行なった後、韓国に移動し、7月31日にKリーグのチーム、8月3日にバイエルン・ミュンヘンと戦い、アジアツアーを終える。日本と韓国の暑くて湿度の高い気候のなか、短い間隔で3連戦が組まれた。12月にプレミアリーグで3~4日間隔で実施されるボクシングデーに似た日程だ。

ソン・フンミンは先月23日、トッテナムでの全日程を終えて仁川国際空港に到着した。オーストラリアでも、到着ホールでもインタビューを拒否するほど疲れた様子だった。それから10日ほど韓国で休息した後、仁川空港近くのホテルに集合し、シンガポール行きの飛行機に乗った。北中米ワールドカップ予選を戦うためだ。シンガポール戦が終わると、すぐに韓国に飛んで中国と2次予選の最後の試合を行なう」

来月に32歳となるスーパースターは、オーストラリアでニューカッスル戦に向けた会見に出席した際、「試合が終わったらできるだけ早く帰りたい」と口に。思わず本音を吐露してしまうほど、酷使し続けた身体が回復するだけの休息を欲しているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【記事】「大谷さんとか入ってないの?」内田篤人、スポーツ選手の“長者番付”トップ10の顔ぶれに驚き!「サッカー、夢あるじゃん」

© 日本スポーツ企画出版社