「試算、管理体制に問題」市民文化会館の改修1年延期 総事業費も約30億円増額に=静岡市

静岡市は市民文化会館の改修工事などのスケジュールを1年延期すると6月5日発表し、総事業費の見込みを約30億円増額することを明らかにしました。

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<静岡市 難波喬司市長>
「行政管理に問題があるというのは事実ですので、これは大きな反省点として、これから取り組んでいかなければいけない」

静岡市民文化会館の再整備をめぐって、市は施設の老朽化に伴い、耐震工事などの改修を進めることにしました。

しかし、物価や人件費の高騰などを理由に2024年3月に実施した入札が不調に。そのため、市は設計や工事のスケジュールを1年延期すると発表しました。

さらに総事業費が当初の約124億円から151億円へ増額となることも明らかにし、難波市長は試算を確認する体制が不十分であったと話しました。

静岡市民文化会館は2025年4月から休館し、全面開館は2028年12月の予定です。

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