「本当に一線級だ」大人気の菅原由勢、EL王者アタランタも関心と伊大手紙が報道!「クラブは非常に興味深い選手と評価」

夏の去就が注目されている菅原由勢がイタリアに移籍する場合、青と黒のユニホームを纏うことになるのかもしれない。

イタリア大手紙『Gazztta dello Sport』は6月5日、今季のヨーロッパリーグを制したアタランタが菅原に興味を示していると報じた。菅原には以前からインテルも関心を寄せていると言われる。アタランタとインテルのクラブカラーはいずれも青と黒だ。

AZは菅原との契約が残り1年となるため、移籍金が発生する今夏の売却を見込まれている。一部のイタリア・メディアは、同じく契約残り1年で退団の可能性があるデンゼル・ドゥムフリースの後釜として、インテルが菅原に注目していると報じてきた。

菅原のほかにインテルの候補と言われているのが、今季アタランタでプレーしたエミル・ホルム。レンタル元のスペツィアからの買い取りが実現するかがポイントのひとつとされている。アタランタがホルムを買い取れば、インテルは菅原に向かうかもしれない。

だが、ホルムの完全移籍が実現しなかった場合、今度はそのアタランタが菅原を狙うかもしれないという。Gazztta dello Sport紙は、「コストは約1000万ユーロ(約15億5000万円)からそう遠くない額だろう」と報じた。また、「いずれにしても、プレミアリーグのクラブとの競争にも事欠かない」と伝えている。

【動画】報道陣の笑いを誘った久保&菅原の一コマ!
一方、アタランタ専門サイト『Calcio Atalanta』は、「アタランタは正式なオファーを出していないが、非常に興味深い選手と評価している」と報道。菅原について、こう特徴を紹介した。

「プレーを読む力を持つモダンな選手で、フィジカルの価値(純粋なスピードというより敏捷性)と優れた足を兼ね備える、本当に一線級だ。右足に恵まれ、頻繁にCKやFKも蹴るようになった。旧大陸の水準としてはとんでもないフィジカルではないにもかかわらず、ヘディングも強い。右SBだがアシストで非常に重要な貢献をしており、この2シーズンで15アシストを記録している」

「一方、もはや重要な価値の選手であるにもかかわらず、代表ではまだ完全に定着していない。例えば、イランに敗れてベスト8敗退となった冬のアジアカップでも、特別に中心的な役割を担うことがなかった」

欧州の舞台でタイトルを獲得し、セリエAを4位で終え、国際的にも高く評価されているアタランタは、菅原にとって選択肢となるのか。今後の進展が注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

© 日本スポーツ企画出版社