横浜港・本牧ふ頭でヒアリ1千匹超を確認 国内での確認は今年初 横浜市緑区

今回見つかったヒアリの女王アリ(環境省提供)

横浜市は5月22日、横浜港の本牧ふ頭=中区=のコンテナターミナルで、要緊急対処特定外来生物で強毒の「ヒアリ」が確認されたと発表した。ヒアリの確認は国内では今年初、同港では昨年9月以来。

見つかったのは1千匹以上のヒアリの働きアリ。女王アリも20匹以上確認された。人的被害は報告されていない。

本牧ふ頭の事業者が16日、コンテナを搬出するために扉を開けたところ多数のアリを発見。市と環境省がコンテナを封鎖して殺虫処理し、周辺に殺虫効果のある餌を設置。今後も調査、駆除を続けるという。

ヒアリが確認された場所はコンテナヤード内で、一般の人が立ち入ることができないエリア。市は「ヒアリと疑われるような個体や巣を見つけた場合、踏もうとするなど刺激せずに、市や環境省関東地方環境事務所へ知らせてほしい」と、地元関係団体、関係事業者などに注意を呼び掛けている。

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