![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/1171414784096813954/origin_1.jpg)
Vladimir Soldatkin Olesya Astakhova
[サンクトペテルブルク 6日 ロイター] - ロシアのノバク副首相は6日、「OPECプラス」が合意した現在の生産水準は石油の需給バランス維持に寄与し、エネルギー市場に確実性をもたらしているとの見方を示した。市場を支えるために必要に応じて合意を調整する可能性があるとも述べた。
石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要な産油国で構成するOPECプラスは2日、協調減産を2025年末まで延長することを決定した。
OPECプラスは現在、世界の需要の約5.7%に相当する日量586万バレルの減産を行っている。
ロシアなど一部の国が実施している日量220万バレルの自主減産については、24年10月から25年9月にかけて段階的に規模を縮小することで合意した。
ノバク氏は「しかしわれわれは市場の不確実性に迅速に対応する用意がある」とサンクトペテルブルク国際経済フォーラムで語った。
記者団に対し、ロシアは25年秋までに石油生産能力を確立することに取り組んでいると述べた。OPECプラスは24年末までに加盟国の石油生産能力について合意することを目指している。