横浜デジタルアーツ専門学校 痴漢撲滅ポスター制作 県警本部から感謝状 横浜市港北区

作品を持つ福田さん(左)と久保さん

神奈川県警察本部生活安全総務課は5月29日、学校法人岩崎学園横浜デジタルアーツ専門学校と同校生徒2人に対し、感謝状と表彰状の贈呈を行った。

痴漢対策の一環として、県警が同校の協力を得て痴漢撲滅ピクトグラムデジタルポスターを作成したもの。同校総合デザイン科の生徒からおよそ8点の作品の応募があり、最優秀賞を福田まどかさん(2年)、優秀賞を久保椛さん(2年)が受賞した。福田さんは「痴漢は犯罪だと意識してもらえるよう、実際の法律の条文を使った」、久保さんは「できるだけシンプルに、誰でも分かるデザインにした」と話し、二人は「少しでも痴漢の被害が減ると嬉しい」と思いを語った。

県警では鉄道警察隊と連携し、痴漢撲滅に関わる各種対策を推進している。今年の痴漢検挙件数は4月時点で47件。同課犯罪抑止対策室の臼井謙室長は「申告しづらく、潜在化している面もある。相談窓口などサポートの周知にも努める」と話していた。二人が作成したポスター2種3画像は、6月1日〜15日まで(痴漢対策強化期間)、京浜急行電鉄、東急電鉄、相模鉄道、横浜市営地下鉄、みなとみらい線の各駅やJR東海新横浜駅等のデジタルサイネージに掲示されている。

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