地震で被災、老舗文房具店「文化堂」元の場所で再開 人気の「PENTONOTE」にカフェ併設 福島

おととし3月の福島県沖地震で被災し、郊外に移転していた福島市の文房具店が、市の中心部に戻って、リニューアルオープンしました。

6日に福島市上町にリニューアルオープンした老舗文房具店の「文化堂」。おととし3月に最大震度6強を観測した福島県沖地震で、大規模半壊となり郊外に移転。元の場所で、ビルの建て替え工事を進めてきました。

そのビルがようやく完成し、6日から元の場所で再開しました。

文化堂・中野義久社長「みなさまにとって親しみやすく魅力的な場所になることを心より願っています」

新たなビルは4階建て。「街の未来に向けてのランドマーク」をコンセプトに、ユニークな形に生まれ変わりました。

オシャレな文房具が並ぶ2階のセレクトショップ「PENTONOTE(ペントノート)」は、地震の前から、市内でも指折りの人気店でした。オープンすると、50人ほどのお客さんが一斉に入りました。

福島市民「きれいになって、これからが楽しみですね。きょうはずっと気になっていた手帳があったので、きれいな色を見つけたので買って帰ろうかなと思います」

さらに、ペントノートの隣にはベーグルが楽しめるカフェも併設されました。

文化堂・中野義久社長「ここまで来るのに大変なこともありましたけど、今日この日を迎えられてうれしく思います」

文化堂では今後、レンタルキッチンやフリースペースも運営する予定です。



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