「ポステコグルーが知り尽くした市場だ」トッテナムが狙う日本人DFは? 「賢い取引になるかも」と英紙報道

日本サッカー界に精通する指揮官の、新たなターゲットになるのだろうか。

英紙『The Sun』が報じたところによると、トッテナムがシュツッツガルトの日本代表DF伊藤洋輝に関心を示しているという。トッテナムの指揮をとるのは、かつて横浜F・マリノスの監督だったアンジェ・ポステコグルーだ。

日本から欧州に渡ったオーストラリア人指揮官が、セルティックで古橋亨梧を筆頭に前田大然、旗手怜央らの補強を“ヒット”させたのは周知のとおり。それだけに、トッテナムのベンチに座ることが決まった際も、様々な日本人選手の獲得がうわさされたが、いずれも実現には至っていない。

The Sunは、トッテナムが優先する補強ポジションは攻撃陣とも報じた。だが、『THE BOOT ROOM』は「様々な理由で興味深い」と、伊藤獲得の可能性は面白いと伝えている。

「スパーズは昨夏も新CBを求めてブンデスリーガ市場を探索し、エドモンド・タプソバを検討して最終的にミッキー・ファン・デ・フェンを獲得した。加えて、イトウは日本代表選手だ。ポステコグルーが知り尽くしている市場である」

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同メディアは「ポステコグルーの守備陣でプレーするのに必要な資質は多くあるが、おそらく最も重要なのはスピードだ。幸いにも、イトウはその条件を満たす選手である」と続けた。

「『The Speeds Database』によれば、今季のイトウはブンデスリーガで時速33.9kmのトップスピードを記録。スパーズではポロやリシャルリソンをも上回る、チーム有数の速さだ」

「契約解除金は約2500万ポンド(約45億円)で、取引をまとめるのにトッテナムにとってたいした額ではない。トッテナムにとって賢い取引となるかもしれないのだ」

25歳になった伊藤の現行契約は2027年まで。プレミアリーグへの飛躍はあるのか。夏の動向に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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