中学校の理科実験中にエタノールに引火 容器ごと落下して生徒がやけどなどのけが

広島県三次市教育委員会は7日、市立三次中学校での理科の実験中に生徒3人がやけどなどをする事故があったと発表しました。

市教委によりますと、事故は6日午前中にあった中学2年生の理科の授業で起こりました。酸化と還元について学習する実験で、熱した銅板を容器に入れたエタノールにつけて還元される様子を確認する際、エタノールに引火し容器ごと落下したところ、3人の生徒がけがをしたということです。

3人のうち1人は左足のふくらはぎにやけどを負い、救急搬送されました。ほかの2人は軽いやけどとねんざをしたということです。

3人とも、翌7日は登校しているということです。

市教委は、「多大な心配をおかけし、深くお詫び申し上げるとともに、再発防止に努める。市内の全学校に同様の実験を行う際、児童生徒の安全対策に万全を期するよう指導する」としています。

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