「中国はまったくついていけなかった」女子バスケ日本代表が敵地で連勝! 現地メディアは「見るも無残な完全敗北だ!」と嘆き節

中国遠征を実施している女子バスケットボール日本代表が6月7日、中国代表と強化試合の第2戦を行ない、61-58で勝利した第1戦に続き、74-56で完勝を収めた。

第1戦では最終第4クォーターで逆転する接戦をモノにした日本だったが、2戦目は第1Qから好調。アウトサイドからのシュートがよく決まり、9点差をつけて前半を折り返すと、後半も着実に加点してリードを広げた。一方の中国は第1戦に続き、李夢(リー・メン)や韓旭(ハン・シュー)ら、主力メンバーが不在。ペイントエリアでの強度が足りずリバウンドで劣勢を強いられるなど、レギュラー陣との実力差が明白となり完敗を喫する結果となった。

こうした結果に現地・中国のメディアも手厳しい。ポータルサイト『捜狐』は「完全敗北!中国女子バスケットボール代表がまた日本に負けた!」とのタイトルで試合を振り返り、「中国代表は非効率な攻撃、貧弱な守備、頻繁なミス、不安定なフリースローなどの問題は相変わらずだ」と山積する課題を列挙。一方の日本代表の戦いぶりを「非常に几帳面なプレーをし、強力なディフェンスと効率的なトランジションで、オフェンスはインサイドとアウトサイドを巧みに使い分け、中国チームはまったくついていけなかった」と評した。第4Qには一時20点差をつけられ、「見るも無残な完全敗北だった」と嘆いた。

中国は、5月にも国内でオーストラリアとの強化試合を3試合行なっており、1勝2敗と負け越し。五輪前の国内での強化試合は1勝4敗となっており、国内ではヤオ・ミン バスケットボール協会会長への批判が高まっている。

構成●THE DIGEST編集部

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