ポール・メスカルとバリー・コーガン、ザ・ビートルズの各メンバーに焦点を当てた映画に出演へ

ポール・メスカルとバリー・コーガンが、サム・メンデス監督が手掛けるザ・ビートルズの各メンバーに焦点を当てた映画に出演する。メンデスは今年初め、同バンドを題材にした4本の別々の映画を監督すると発表、現在メンバー4人のキャスティングが決まったという。

ジ・インスナイダーによると、ハリス・ディキンソンがジョン・レノン役、ポール・メスカルがポール・マッカートニー役、バリー・コーガンがリンゴ・スター役、チャーリー・ロウがジョージ・ハリスン役を演じるそうだ。

同作は、メンバーそれぞれの視点で描かれ、相互に関連したストーリーになる予定で、史上初めて、ザ・ビートルズとアップル社が、脚本付き映画の全ライフ・ストーリーと音楽の権利を許諾した。ソニー・ピクチャーズ・エンターテイメントとメンデスの製作会社ニール・ストリート・プロダクションズが製作を担当、2027年の公開に向けて2025年半ばに撮影開始予定となっている。

全作品が同時期に公開されるのか、あるいは公開時期をずらすのかはまだ明らかにされていないが、ソニーは「革新的な公開の流れ」を約束している。

メンデスによると、同バンドを題材にした4本の映画を作るというアイデアをハリウッドの重役らに提案したところ、ソニー・ピクチャーズ・エンターテインメントの重役トム・ロスマンとエリザベス・ゲイブラーはその計画に感銘を受けたという。

今年初め、4作品全ての監督を務めるメンデスはデッドラインにこう話していた。「私たちはクリスマス直前に、このプロジェクトを売り込むためにロサンゼルスに行ったんです。共通の熱意で迎えられたと言えると思います」「競合するオファーの中でソニーが際立った理由は、このアイディアに対するトムとエリザベスの情熱とこれらの映画を革新的でエキサイティングな方法で劇場に届けることに向けたコミットメントでした」

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